(きょうのにっきはちょっと長いですので、鳥見のほうが好きな方は途中で飽きると思います)
楽譜をまた1曲買いました。
メンデルスゾーン コンチェルトシュトゥック。113と114。
113をyoutubeサーフィンしてたら見つけて聞いてて「これは吹いてみたい!」と思ったのです。そこから楽譜を検索。113だけがよかったんだけどだいたいは113と114両方か、114だけかという感じでしか検索できなかったし、114もあとから聞いてみたらこれも吹きたいって思ったので両方。両方?
楽譜を買う時ってどの出版社がいいのかなぁ。ぜんぜんわかりません。とりあえず今回はこの出版社にしてみましたが理由は初めて買うところだっていうのと在庫ありだったというふたつ。すぐ吹きたいじゃん?輸入楽譜だと半月以上取寄せると時間がかかるし。
輸入楽譜見てるとだいたい1つの曲で3000円前後の価格帯なのかなぁと思っているのですがこれは6000円ぐらいするのでちょっと気合が入りましたw 113と114両方収録されているからなのかなって思ったら妥当なのかなと思ったけれど、まぁーほんと大人になるって怖いですねリードとか楽譜とか「安い安い買える買える」てどんどん買ってしまいがちの精神状態になってしまうんだもの・・・。手に入れて楽しむ期間を考えたら楽譜ってすごくコスパ良いと思うし、当たり前のことだけど曲に忠実、というかその通り吹いたらその曲になるってのがすごい(その視点どうなのって毎回我ながら思う)。リードは今あるものを削ったりして手持ちが数枚を切ったら次に新しく箱を買うシステムにすると今のところ決めていますがそろそろやばいかな・・ほとんどのリードがペラペラになりつつある。そろそろきれいな丸い音のリードで吹きたい。でも買ってしまうと今までのリードは吹かなくなる。なので耐久戦みたいなちょっとした自分への購入欲への抵抗。
ちゃんとした輸入楽譜は2曲目かな。一番初めに買ったモーツァルトのK622は日本の出版社のもの。2番目に買った同じくモーツァルトのK581はグリーンの表紙の輸入楽譜。そしてこれが3曲目。
クラシックはよく仕事場でも流していて耳なじみはあるけれどいざ曲名と曲を照らし合わせることも少ないし、メンデルスゾーンのクラリネットの曲かーへぇーって思います。
オサレな表紙。
これは2本のクラリネットの曲なのですが、2本ということは1曲を2回おいしく吹けそうです。長いこと時間はかかりそうだけどじっくり吹けるようになりたい。今朝初見でさらいましたが、楽譜が届くまでにしばらく曲を聞いていたので耳なじみの予習はあったとしてもやっぱりぜんぜん、特に第三楽章的な曲は指が笑えるぐらいついていけませんね・・。でもこれが毎日毎日練習しているとできるようになるんだよほんと。ひとまず手だけは等倍速度でさらえるように(タンギングは全然おっそいので基礎錬で時間かけるしかない状態)頑張ってやってみようと思います。
だいたい毎月1曲のペースで新しく楽譜を買っている感じですが今年はこれでひとまず楽譜を買うのを終わりにしようと思っています。なぜなら、これまでやってきた曲が完ぺきではないので。
6月に朝練を始めてから毎日頑張ってきたK622は、速さはすべて等倍速度でも指がまわるようになったし表現力をつけていける余裕も出て来ています、がやっぱり指の動きが不安定だったり毎回間違えたりするところがあって、そのパッセージ単体で練習すると指がまわるのに通しで吹くとつまずくとか「もうすぐこのパッセージがくるから間違わないようにしたい!」て思ってると必ず間違えたり・・というのが多発しています。このK622は結局8月の終わりまでに等倍速度まで仕上げていくことができました。すごいね、なんか、だいたい毎日朝練2時間弱やってて、はじめは70%ぐらいからの速度でスタートして毎日やってても全く飽きなくて。しかも学生時代から今吹きだすまでのブランクなんて何十年もあるのでそこをリカバリしながらもやり続けてきたのよね。ちょっとした自信になった。
今年の夏はK622頑張って練習したという「夏の実績」は作れた。
9月に入ってK581を始めつつ、K581自体はK622よりは指のとりまわしも楽で難しいところもそんなに多くないっちゃないのだけどやっぱり間違えるところは間違えるのです。完璧になってないし。
そしてそれと並行で、クラリネットを6月に始めてから懐かしくて買ったクラリネット名曲集的なかんじのいろんな曲が入っている楽譜の中にウェーバーのクラリネットコンチェルティーノが入ってて。それがフルで第三楽章までのっていたのでそっちも興味が出て練習を始めました。
これは・・むずかしい。まだ等倍速度で吹けてません。第一、第二楽章は等速でなんとかだけど第三楽章は90%ぐらいかなあ。とにかく手がついていかないしタンギングが無理ってところがいっぱいでスラーのまま指だけなんとかついていかせてる感じかなぁ。楽譜見てるとそんなに超絶技巧的な感じないのに吹けない。ただ曲のラストがめちゃくちゃはまると気分がいい!
なんかyoutubeでプロの人の演奏を見ているとみんな吹き方がばらっばらで、表現方法もいろいろ。タンギングで軽く吹いてる人もいればスラーで美しく吹いている人もいる・・どれが正解なのかな、でもどれも正解なんだろうなあ。
私は一番いまのところの難易度の高いタンギングをちゃんと使って軽く吹きたいんだけどまだ道のりが遠い・・なのでひとまずスラーで美しく吹けるようになりたいな。
そして今回のメンデルスゾーン113と114。
やることばっかりなのですよねぇ。練習しなくちゃな曲ばかり。
これまでやった曲の速いパッセージをきちんと吹けるようになることと今回の113と114をひとまず指だけはさらえるようになること。これを年内のうちに頑張って練習していくぞー。
あとこれらの曲のほかにローズ32も手をつけていたりするし、今楽しくやっているのはボロディンの「韃靼人の娘たちの踊り」。ローズ32は10番目ぐらいまではひととおり見てみたけど速い曲は難しいので気が向いたときにガツガツ練習する感じ。ボロディンのほうはすごく華やかで好きな曲だし1分ちょいで終わる曲なので今頑張ってやってる。ちなみにボロディンのこの曲、楽譜を探したんだけどなかなかこの曲単体ではないみたいで、むかしのスコアを集めている著作権フリーのサイトからスコアをダウンロードしてクラリネットパートの部分を1枚づつ切り抜いて貼って自作の楽譜にしました(執念w)。
たぶんこうやっていろんな曲を同時進行で練習していくのって、高校時代の吹奏楽の先生のやり方がそういうふうだったからかなって思ってる。中学までは1曲を大事に練習して仕上げていくスタイルだったんだけど、高校の吹奏楽にあがったとたん毎日の練習で週にほぼ1曲以上は新しい曲が渡されてもちろん初見から吹かされる。一度にたくさんの曲を同時で練習していかなきゃいけないぐらい曲にあふれている日々が始まって。とにかく入部したての頃はびっくりしたいい思い出。
そのおかげで初見で吹く力がついたのはよかったんだけど当然完璧にならないまま終わっていく曲もいっぱいあったりしてて。でも今はせっかくだから1曲づつちゃんと終わりをつけていけたらなって。今の私は誰かにせかされているわけでも数か月先に人前で発表することがあるわけじゃない(というか人前でとかそんな緊張する場面は作りたくないw)。なので、ゆっくり楽しくきちんとしていけたらなぁと思ってやっています。
ここまでは個人練習なのだけど、中学の吹奏楽部時代の同じくクラリネット吹きの友達や後輩たちとまたご縁があってつながれたので、その子たちとアンサンブルの練習も始めます。そのための曲が2曲あってそれもずいぶん練習しましたが、1曲はピッチをあわせるのが意外と難しそうな曲、もう1曲はそれぞれのパートで緩急いろんなパッセージのあるなかなか簡単ではなさそうな曲、の2曲はアンサンブルで楽しんでいこうと思っています。
と、今年はクラリネットばっかりだなー。写真も鳥見ももちろん毎日やっていますが、楽しさが違うんだよね。わたし子供の頃から中学卒業するまでピアノやっていたのだけどもピアノよりもクラリネットのほうが好きです。ピアノ難しいもの。クラリネットも指がまわらなくて難しいのですが(事実右手は完全に慢性の腱鞘炎に近いことになっている)なんだろうなあ、音がいいよねークラリネットって。丸くてかわいくて美しくて優しい。
写真の楽しさも何年も続けていて感じているのだけど、運が左右する場面も大きいかなあと。だから目の前の鳥さんを撮ってかわいいなと思って楽しむことができさえすればいいけどいつも行けばいるわけじゃないので完全にそのあたりは鳥さんのご機嫌次第。そこは毎日通ったり探すことが鍛錬というかできる対策というか頑張れるポイントというか・・・なんだよね。クラリネットの練習みたいにコツコツ努力したら必ずいつかできるようになるっていう要素は写真にはあんまりないような気がして(もちろんあるっちゃあるのですけど)ちゃんと「実(じつ)」として戻ってくるのは楽器の練習かなって感じています。