お気の毒な彼女・・

インフルエンザで、ひとり女性の方が空港で感染の疑いがあると報道があったけれど、
何かにつけ、最近のメディアって見てて心苦しいところが多い。

きっと、具合の悪いその女性の方は、
周りからも腫れ物のように扱われ、
病院で隔離され、
「日本に初めて菌を持ち込んだ人」と見られてしまって、
絶対に、病気が治っても、まわりからの精神的な負担が大きいと思う・・・
ニュースで写った、飛行機から降りる映像でも、
顔を隠して降りてこなければならないなんて・・・気の毒すぎる。

でも、まだよかったのは、
もっと敏感だったら、そのままその人は飛行機を降りずに飛行機を飛び立つ、ということだって、ひょっとしたらあるかもしれないよね。
ま、大きく言ったらの話だけど。
そうなってたら、もっと、ひどい話で。
映画の中ではそういう話、ありそう。
もしくは報道では伝わらない範囲で、あったりして。

あと、もっとこうやって大きく伝えられる前に、海外から帰国された方が入国してる場合だってあるよねー。

テレビ業界も不況で、ニュースやワイドショー的な番組が多くなってきたけど、
だから、他との番組の差別化をはかろうとして、
誇大的に報道する事が多くなってきた気がする。
先日の草なぎ君のこともそうだけど。
でも、草なぎ君はとても真摯に会見してたけど、あれだってかなり精神的な負担が大きかったと思う。
なんか、最近特に、誇大的な部分で「?」と感じる。

これで今後、マスクが異常に売れるようになったり、
今夜からここ数日の判断で、いろいろな事態の変化があるのだろうな。
今日もドラッグストアの前を通ったら、もうすでに「豚インフルエンザ予防にマスクを」ってコーナーができてた。
確かに、予防としたら予防だけど、
なんか・・・どうなのだろう。

インフルエンザは確かにこわいもの。
予防が大事なのもわかる。
でもマスクって、見た目にあまりいいものではないし・・・
なんか、そういうバランスとかも世のなかには機能していると思うし、
考え出すと難しいバランスだなぁと思う。
あたしの場合は人と接する機会が職場しかないし、それ以外は車で移動していて、
人がたくさんいる場所に行くパターンは、東京に行く時と、
地元でスーパーに行く程度。
たとえば日本で流行した時点で、外に出るのを控えるようにということで、
じゃあ食料品は宅配で手配しようっていうのも、
じゃあ宅配の業者さんを動かして働かせてってのも、どうなのかとも思ったりさ。

うーん、とニュースを見ていて、感じてしまうできごとだな。
こういうときはNHK見てるのが一番穏やかな時間が過ごせますねえ。
民放は、大げさに言い過ぎる面があると思う。
それに急に、殺人現場のまだ血が残った映像を映し出したり、
手術の映像をことわりなくいきなり放送し始めたり。
そういうところはモノクロにすればいいのにってよく思う。
ちょっと前はそういう配慮があったと思うんだけど、最近あんまりないから・・。

テレビから、ある意味マイナスのパワーみたいなものを受ける場合って結構あるよね。
見てる側は、確かにそのチャンネルを選んで見てるわけだけど、
そういう映像をうつすときは「これから少し心理的に負担をあたえかねる映像が出ます」みたいな告知が出ても、いいんじゃないかなと思うんだよなあ。
しかも、夜のニュースって、殺人とかそういうニュースが多いし、
心穏やかに眠ろうと思っていても、なんか不安になってしまう事も多いしね・・・



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