最近ちょっとモヤモヤと思うニュース。
某東京の老舗ホテルの建て替えの話題。
歴史的な建造物だから壊さないでーっていう声が世界中からもあちこちあがっているようですが。
これ、ほんとに残してほしいのだったら、
そっくり移築できたりするだけの費用とか、出してあげれば?って思うんだよね。
言うのは簡単だもん。
そして、いろいろ言う人ほどそう頻繁に利用する人ではないのだよね。だいたいが。
確かに歴史的な建築物だから、惜しいと思います。
が、明治村に帝国ホテルの玄関の移築があるように、
誰かお金のある人で残してあげたい人は、資金で協力するのが一番合理的ではないのかしらん。
まあ明治村がどういういきさつで帝国ホテルの玄関があそこにあるのかは
全く私も調べてないので分からないけど、少なくとも私が子供のころからあるので、
あれはもっとちゃんとした理由なのかしら。
言うほうは簡単に自分の思いを伝えてくるけど、
当事者が一番苦渋の決断だと思うよ。
建物の雰囲気がよくても老朽化が激しかったり、
もしこれで大地震が来たりして建物が倒壊して、けが人や死者が出た時に、
どう説明したらいいのかっていうこともあるもんね。
耐震工事ができたりするのならもうやってると思うし、
それでも限界なのだと思う。
あとはマンネリもあってお客さんが新しいところに離れていったりすることもあるだろう。
うちも同じような経験をしたのです。
今の仕事のお店は、もともと創業した場所ではありません。
新しい建物ができるということで立ち退きにあって、今のところに移転してきています。
前の建物のデザインのほうがよかった、とかなり多くの人に
言われています。
確かに前のお店のほうが雰囲気が良かったと思う。
でも、
建て替えるほうは先を見ているのです。
今の建物だとここが動きにくいから今度建てるときはここをこうしよう、など、
かなり考えて、より仕事がしやすいようにと思って悩んで設計して建てている。
うちのお店も、今の店舗を建てるときに相当設計でもめて、
オーナーが精神的にダウンしてもうしばらくの間この話はストップ!時間をください、って展開になったりしてました。
それを超えて、それでも前を向いて進むしかないのですよね。
で、今に至ります。
これってさ、例えば誰かがイベントとかなにかを主催する!ってなって、
「ごめんね≪行けないけど≫頑張ってね」って言われるのと似てる。
行けないけど、って言葉は、
イベントをやる側からしたら聞く必要のない言葉なわけです。
気持ちは嬉しいけど来てくれないんだよねー、っていう。
割と簡単に≪行けないけど≫って使われるんだけど(私も実際使うことがあったりするとあぶないあぶないって思う)、
「頑張ってね」だけで、いいんだよね。主催者にかける言葉って。
某ホテル、そんなに惜しむなら
誰かお金だしてそっくりそのまま昭和村に移築しちゃいなヨー。
どこの昭和村でもいいヨー。
なんなら、美濃加茂でもw
以上たまには辛口発言でしたっ。
気を取り直して写真のっけとこ。