法要とエリック・カール展

先日、父の命日の日に京都へ法要に行ってきました。

ここしばらくからの年1の行事としているのだけど、父が亡くなった日にお経をあげてもらいに京都のお寺に行っています。
別にここに必ず行かなくちゃいけないっていうわけではないのだけど、お寺に行ったあとは遊びタイム!ということで半分法要、半分遊びという感じで家族で行っています。
朝イチでお寺に着いてお経をあげてもらってから京都駅に移動。
ちょうど見たかったエリック・カール展が京都の駅の伊勢丹の美術館でやっていたのでタイミングよく見に行ってきました。
エリック・カールといえば「はらぺこあおむし」。私が子供のころも絵本を持っていたし、エリック・カールの絵本は大人になって何冊か好きなものを集めていて今も本棚にあります。
京都の「えき」という美術館は作りは狭い感じでしたが、意外と見ごたえのある枚数があってとても楽しめました。
まだ会期中なので詳しくは書きませんが、エリック・カールの作品はほとんどがコラージュなんですよね。
自分で紙にアクリル絵の具で色を塗ったり模様を描いたりしたものを切り張りして、あの絵本の昆虫や動物たちは作られています。
色づかいはほんとにカラフル!見ていて楽しくなります☆
途中でレオ・レオニやパウル・クレーなどとも親交が深かったということでレオ・レオニの作品も数点一緒に展示してあったのがとてもうれしかった。
レオ・レオニも大好きです。
どの絵が来ていたかは行ってからのお楽しみにしておきますね。
かわいかったですー!
それぞれの芸術家がそれぞれに影響しあって一緒に同じ時代を過ごして行っていたんだなというのが作風からも良くわかりました。
それから今も御存命なエリック・カール氏。
今年の新作も展示してありました。
今までの絵と比べたら「!」て目が点になりましたが、抽象的になっていくのは芸術家あるあるなので、こういう方向にいくんだなーというのを思ったし、見た目が全然違う作風でも作っている人が同じだから同じようなカラーで貫いているんだなぁと理解することができました。
いやほんとに、「!」てなりました。
新作。
一見の価値ありです。
美術展に行くとそのパワーに圧倒されて出てくる頃には割とくたびれたりしちゃうのですが、ちょうどいい感じで最後まで見ることができました。
ほとんどが絵本の原画だったのですが、あーーどうしようかなこれから見に行く方のネタばれになってしまうかもしれないけど、えーとここから書くことは見に行く予定のあるかたはスルーしてね。
原画、意外と絵に訂正が少なくてほとんど直しがないものが多かったんです。
普通絵本の原画展に行ったりすると、切り貼りしてあったり修正ペンみたいなもので隠してあったり直してあったりする原画が多いのですが、彼の作品はそれがほとんどなく、最終原画と書いてある通り原画に見えないような、まるでそれが作品になっているかのようなものがほとんどでした。
でも、ただフィーリングでコラージュしてあの作品は作られているわけじゃなくて、ちゃんとイラストで習作を積んで最終的な原画にまで至ってるというのが分かる展示の方法がしてあることもあって、コラージュに至るまでの過程でどこをそぎ落としどこを追加して、というのがわかる展示になっているのがとてもよかった。
習作としてのイラストがめちゃくちゃかわいいの!
それでも充分絵本として成り立つよっていうぐらいのかわいさ。
なぜ彼はコラージュした作品を作ろうとしたのかな。
そこまではまだ、御存命だからか、私には知ることができなかったなー。
全体的にとてもかわいらしかったです。元気な色遣いをする人なので、見ていても楽しいです。
アメリカの美術館に行けたらなぁと思っていて、それがこないだまで東京でやってて、東京に行く時に寄りたいなと思っていたらもう終わってて、でも次が京都に来てて、というわけで行くことができてとてもよかったです。
エリック・カール展のあと昼食をとって、それから烏丸御池へ。
私たちの大好きな八百一本館でお買い物をし、帰って来たのでした。
京都といえば八百一ですよ。
本店、最高!

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