P900、試し撮り

(今回も、長くなります^0^)

数日前のことですが、ニコンP900を買いました!久しぶりにカメラ買いました。半年ぶり?それを久しぶりというのかどうか。2ケタの値段になるものを買うのには思い切りが要りますがこの程度ならちょっと勇気を持って(?)ポチします。あとは仕事を頑張るのみなのですw

とりあえずいまいろいろな状況での試し撮りをしていますが・・・なかなか落とし所がつけづらい、でも魅力的な機種です。
購入したいきさつはやはり600㎜で足りなくなったということですw
鳥を追っかけているとまぁいつかこういう感情が湧いてくる日が来るとは思っていましたが、川沿いフィールドにいくとなかなか鳥たちに近づけません。堤防の上から見晴らしのいい浅い川にいる鳥たちを撮っているのであっちからは私の姿はまる見えですからね。すぐ逃げてしまいます。そしてそれが申し訳なく思ってます。彼らも静かにごはんタイムしたいだろうにねぇ。すまんねぇ。
どれぐらいの距離だろう、100メートルぐらい?先のサギたちでさえ飛んで行ってしまいます。人慣れはしていない環境の鳥たちです。
となるとそれ以上寄りたくなるよねー、よねー。
ただ購入するまでにかなり迷いました。コンデジっていうことで。
去年の夏、母に借りたLUMIXのFZ200をしばらく使っていてコンデジの限界を体感していたからです。あれの二の舞にならないかがとても不安で、ひょっとして購入して試し撮りしてダメだったらすぐ手放すことになるかもしれないなぁと思いながらの購入なのです。
あいにくP900実機はニコンショップにさわりには行きましたがやっぱり店内から外を撮ることしかテストはできなくて、お店の窓1枚はさむわけだし画質がどうなのかもなかなか確かめられず店内ってこともあって、ぜんぜん思うように試し撮りができない状況。またレンタルをしようにも意外とP900って扱いが少ないんですよね。
試してみたい人いっぱいいると思うんだけどなあ。まぁ価格もこなれてきているしレンタルするほどの値段の機種ではないっていうのもあるのでしょうが。
それでも2000㎜手持ちの世界を体感したくてそっちの感情のほうが勝ってしまいましたー。結果的には今のところ、すぐにさよならはしなくてよさそうです・・・よかった。
捨て金にはしたくないので。やはり。愛着を持ってカメラは使いたいものです。
ボディを持った印象としては、いつものメインセットよりもはるかに軽いです。
1キロ弱あるそうですがひょい!と持ててしまう。
大きさもコンデジの中では大きなほうですが普段一眼使っていたら全く違和感はないと思います。割と握りやすい。女性の私でも握りやすいです。コンデジって扱いが楽って言うかこぢんまりしてますね。
ボディの質感はこんなものかなぁ?と。ツルツルだと滑るけどそこまでツルツルでもありませんし操作性もまぁよくあるパターンの操作性。使いやすいね!という点はズームのボタンかな。説明書が付いてきましたが私が参考にしたのは露出の設定のところ程度でした。直感的に説明書見なくても使える感じです。
ちょっと付属のストラップが短い気がするのは私だけかしら・・・
ファインダーについては一眼を求めてはいけないのでコンデジならこんなものかなぁと。あまり多くを求めてはいけない感じですね。カメラの中で画像を再現しています的な感じが感じられますがここはこれで許容するしか。
このカメラはなにせそんなものよりも2000㎜超望遠が売りですから。
意外と晴天で外で使う際も想像していたよりはライブビューもファインダーも使えます。ニコワンのように液晶が光って見えない!ということもありません。
今後バージョンアップしていってどういうふうに化けて行くのかは楽しみです。初代はこれぐらいでいいんじゃないでしょうか。だって6万前後だし。
さて、試し撮りに出かけました。
150-600㎜とP900と2台持ち。
以下の写真は「鳥モード」で撮っています。鳥モードは連写の設定ができて電源を入れるといきなり800㎜換算で設定してくれるのでそこからスタートできます。連写は2枚でも続くと処理に少々待たされます。そして待っている間に被写体を見失いますが、ちょっとズームバックしてまた寄ればいいだけなのでそこまでストレスは感じません。
そもそも決定的な写真を撮りたかったら一眼使うべき。
撮り味なのですがこれがちょっと難しい。覚悟はしてました。
1日目、初めて試し撮りして「ううむ」と悩んでしまいました。やっぱりコンデジはコンデジなのかなぁと・・・
カメラって価格に比例しますよね、ある程度は。切ないことです。
安いからできないことがあって、そのできないことを設定などを変えたりして自分でカバーしなくてはいけないというひと手間がコンデジや初級クラスのカメラに求められることだと思います。多分ハイエンドモデルはそんなことしなくても思ったように撮れるはず。P900はやはり、ひと手間が必要なコンデジという位置付けなのだと感じます。
今私が被写体にしているのはシラサギたちなので被写体としては難しいと思います。なぜかといったら色が真っ白だから。
鳥モードにして、露出をなにもいじらずに、晴天で撮ったら見事にこんなお粗末。
思い切り白が飛びました。後光が差してるかのように。これはちょっとヒドイ。もっとヒドイ写真ばっかり量産したのでほとんど削除しちゃってます。あえて載せます。ハズカシイ・・。
逆光ではありますがあまりに思い切り飛び過ぎてああコンデジってこうだったよね・・どうしようかしら、私やっぱりこの買い物失敗だったかなと凹んでしまいました。
あとこのカメラが来たときまず撮りたかったのが、サギたちのコロニーがあるのです。そこがどうしてもメインカメラだと遠かったのでP900で撮ろうと楽しみにしていました。
距離にしてどれぐらいでしょうか、200メートルぐらいはあるかなぁ。
あえてこれも白飛び写真をアップしますね。光りまくってますね。通常の露出の感じ(±0)だと晴れてたらこう。これじゃダメだねもっとアンダーにしないと。小さい画面で見ればまだ耐えられますが大きく見るともうダメ。へたくそーーーです。
ただこれがすごいのが2000㎜で手持ちなんですよねこれ・・。ちょっとボケてはいますが手持ちなのです。手持ち。そこなんですよねP900の強み。
だから、向こうのほうに何がいるかは証拠写真として残せますね。
上のような写真も三脚使ったらもう少ししっかりピントは合うと思います。このコロニーの写真はまだ満足いくものが撮れてないのでまとまったものが撮れたらまた後日にでも。
この写真は背の高い木のてっぺんでくつろいでいる彼ら。顔の細かいところは無理でも目はそこそこ解像してるんじゃないかなと思っています。もう一度言いますね、200メートル先で2000㎜の手持ちです。スゴイスゴイ。
あともうひとつ私が苦手な感じが・・
これはカワウとカルガモなのだけども、距離は20メートルぐらいでしょうか。多分ですが1500㎜程度で撮ったと思います。
(ちなみに画質が許容できる範囲は2000㎜まで。それ以上のデジタルズームはほぼ証拠写真かスコープがわりで使う程度です。FINEモードで大きなデータとしては撮れますが、大きいからと言っていい写真が残せるとは限らない。腕で出来の差がでちゃいますね・・・がんばる)
この川の水のテラテラの色見がどうもダメで。そうそうFZ200もこういう感じだった。ボケに関してはほとんど期待できない状況ではありますが、後ろの流れている水の光に反射した光と水面のテラテラな感じ。これどう対応しようか。私苦手。
確かに天気がちょっときついっていうのもある。ピーカンですから。青空が映っているのもあるのですが。
こちらも水がテラテラ。これちょっと露出はアンダーにしています。それでもカワウの質感がテカテカ。これを一眼で撮るとこういう感じじゃなくてちゃんと見たままの質感で撮れるのよね。
今後はこのテラ感をどう克服するかが課題です。
曇天だともう少し柔らかくなるかなぁと思ってます。
で、先ほどちょっと触れたデジタルズームなのですがこれがデジタルズーム域で撮りました。4000㎜換算ぐらいだと思う。これも手持ちですよ。スゴイねーP900。
写真の構図ほとんど考えてない写真で顔にピンがあってないにせよ、おなかのあたりの毛並みがほどほど表現されている気がする。こういうほとんど動かない大きめの鳥で、三脚で固定した条件ならもっとしっかりピンが合うと思いますです。
このコはゴイサギ。初めて川沿いにいるとこ見てうれしかった。
とりあえず数日使ってみて徐々に慣れてきた感じではありますが、シャッターも軽いので連写にするとパチパチと軽快に撮れます。がやはり超望遠なのでシャッターを押すと真ん中でピンをあわせたものが下へガクっとずれることも多々あります。シャッターによる手ぶれですね。普通の手ぶれはしっかり効いていますが距離が距離だからずれるわな。
ダイサギをはじめとするシラサギの羽毛の質感はやはりダントツに一眼のほうが勝ります。これは勝てない。仕方ない。ただこれも意外とピントあっているよね?これも20メートルぐらい先にいました。ちょっとアンダー。アンダーにすれば白い羽毛は飛ばないけどやっぱり暗くなりますねぇ・・このバランスも慣れるまで少し時間がかかりそうです。
それから、飛びものは難易度高いです。もともと望遠にすると明るいレンズじゃないし、設定をするときにISOをどれぐらいにするかでSSも変わるとは思いますが私の場合は100-800の間までの設定でオートにしています。
ということはやはり、動きモノには弱いです。
でも慣れたら撮れるかも??撮れるようになりたいですね。
このゴイサギの写真は2000㎜ちょいかな?デジタルズーム域だと思います。意外ときれいに撮れました。カメラと被写体の条件があうとカリっと合いそうです。この日は晴れてるけど薄い雲のかかった日でした。ちょっとアンダー気味。

まだまだこれからどんどん慣れていきたいのでもっと練習をしていきます。
このカメラが来たことでサギのコロニーがより近く撮れるようになったことと(残念ながらヒナがほとんど育ってしまった時期になってしまったからほとんどヒナらしき姿がない)遠くの鳥を怖がらせないように撮れるようになったのがうれしいです。それでもつい寄ってしまいがちなのですが。
大物の鳥はこんな感じですが、ちいさめの小鳥類はやはり遠いと解像度がついていかなくて、鳥モードにしたからといって撮れるわけではないので難しいと思います。これも今の課題です。
でもカワセミ、川の対岸に留っているのをみつけたら是非P900で撮りたいなぁ。
どのみち近寄れないものに近寄って拡大して「ムフー!」な気持ちは男女変わらずあるようで、私は女性だけども拡大して「ムフー!」な気持ちになるのがとても楽しいですw拡大フェチです。
またここでも拡大した写真をアップしていけたらと思います。

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