「解縛」

 小島慶子さんの「解縛」を読んだ。

ちょっと前からポッドキャストで小島さんとミッツさんのオールナイトニッポンを聞きはじめて、
いまや一番好きな番組。
過去のも全部聞き返した。あまり小島さんのことを知らなくて、現役でアナウンサーをされていた時もすごく私の中では印象が薄くて(すみません・・)、
退社して、ちょうど震災があったりしたころから名前を良く見かけるなあと思っていたぐらいだったのだけど、
ラジオを聞いているとすごくこう、魅力的な方だなーーーーと思ってきて、ファンに。
そういえばゴロウデラックスにも出演されてるよね、てことで、毎週録画。
好きです。
なんだろ・・・とても語彙力の深い方で、人の心の痛みが分かる方だなってのが意外で、
単なるそのへんにいる女子アナとは全然違うタイプの人だなあというのが分かってくるにつれ、
「お姐さん!」って感じで、今は楽しく拝聴させていただいてます。
そんな小島さんが本を出されたということだったので、読みました。
タイトルが結構衝撃的。「解縛」で、げばくと読む。
げばくっていう響きが衝撃的だなと思いました。
本は割と厚めな感じで、開いた時も活字が多い印象だったので最後まで読めるかな~と思ったのですが、
一気に読みこんでしまった。
小島さんの半生が描かれているのですが、
やっぱりテレビやラジオであれだけの日本語を使って一杯話をされているだけあって、
読んでいてもその速度や声が活字から浮かんできて。
たくさんの文字の量かと思ったのにさらさらと読めました。
あと、さすがだなあと思ったのは語彙力で、なかなか普段お目にかからない難しい単語がところどころに。
日本語というものをちゃんと勉強されている方だからこその語彙力だなぁと。文体のいいまわしとか。
中盤までは子供の頃の話で、後半からはちょっととびとびで大人になってからのことも書いてありますが、
個人的には中盤から後半にかけてをもっとじっくり書かれているものを読みたかったな~、
本が二倍の厚さになってもいいから、知りたかったなって思いました
きっといろいろ、書けることと書けないこともあったのかな。
結構生々しいです。いろいろと、こうされた、ああされたといういじめの過去も詳しく書かれている。
でもこういう生々しさって大事なことだと思うし、
オールナイトニッポンやってるから効果的になると思うけど思春期の人に読んでもらうといいんじゃないかなと強く思った。
大人向けの本だけど、こういう本こそ中高生ぐらいに読んでもらえたら、きっと今悩んでいる子たちを救えるきっかけになるんじゃないかな、って思って。
大人になったって親や家族とのしがらみは消えなくて、
表向き笑顔で笑っている家族だってきっといろいろあって、言葉に出さないだけで悩むこともあったりする。
心が健康な時も病む時もある。それが他人のせいじゃなくて家族のせいだったりすると、誰にも言うものでもないし、ダメージもその分大きかったりして、実はすごく傷ついていたりってこともあるし・・
そのへんをすごく巧みに日本語を使って表現されている小島さん、すごいなって思います。
ちょっとでも家族とのつながりや、家族の中の自分の立場みたいなものにわだかまりみたいなのがある人に、おすすめの本ですよん。



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