本屋めぐり

 読書の秋。
そんな言葉がぴったりかのように、年に何度か来る本の虫の病。
ちょっと前からそのブームがやってきて、あっちこっちの古本屋さんをめぐっては、
お持ち帰りしてます。

古本屋さんサイコー。
もちろん普通の本屋さんも大好きだけど、古本屋さんは古本屋さんならではのちょっと冷えた空気感があって、それも嫌いじゃない。
あと、えもいわれぬ退廃感っていうか、けだるい感じって言うか・・あるよね。

なんかさ・・多分空間が広いからなんだろうけど、古本屋さんって夏は暑くて冬は寒さを覚えるんだよね。特にこれからの季節はのんびりと棚をめぐっているうちに体が冷えちゃってってことが私は多いのだ。それがさらにけだるい感じをそそるのだよ。

今までは文庫本とかの普通の本をゆっくり探してたんだけど、この秋からはマンガにもジャンルを広げて色々と探してます。
マンガはねえ、思春期の頃は好きだったよ。
でも私の家はマンガ禁止の風潮が強かったので、本当に好きなものだけしか持ってなかったな。
自分でも絵を描くのが好きで、小学校~中学校はマンガもよく書いてたし小説も書いてたしね。

でも、高校からぱったり途絶えて今までのマンガの歴史がいっさい抜けてるので、
マンガコーナーに足を踏み入れること自体におどおど感を感じていたのだよね実はw
どこから見たらいいんだろう、っていうか、なんていうのか、漂流者見たいな感じで居心地が定まらなくて、すいません私は無知でした、ってすごすごコーナーをあとにするというか・・・

でも、そんな弱っちい心を奮い立たせてマンガコーナーもゆっくり歩いてみたら、
これはこれでとても新鮮な楽しさを感じております。

むかーし読んだものがあったりね。

昨日は「動物のお医者さん」シリーズが懐かしすぎて、在庫ある巻をぜんぶ大人買い。
あと、最近また「きのうなに食べた?」にはまっていて、もう全部家に揃えようと決めたので、
あちこち廻った折に在庫があれば買うという感じで・・マンガも安くはないなぁとお財布に問いかけつつ。
食べ物系マンガ(きれいに描いているものに限るけど)もネットで調べてみたりして開拓中。
最近、はまってるんですねえ、食べ物を扱っている本に。
料理本じゃなく、食について書いてあるものに。
なかなかダイエットもすすまないので・・・w
(酵素もいったんストップしてます。ちょっと太ってきてしまったので。
健康になりたいために飲むのに太ってしまっては筋が違う。
手作り酵素は難しいのかな~。朝飲んでるだけなんだけど、体に慣れちゃったのか、
ただのドリンク化してきてるっぽい気がしたから、
いったんやめてみて体の調子を様子見しようと思って←ホントは毎日飲みたいよ、手作りだし美味しいし)

まあアマゾンやらのネットで買うのが一番手っ取り早いんだけども(実際そっちでも買うけど)、
古本屋の膨大な棚の中から見つけられたとしたらそれはそれでラッキーな出会いだったというわけで、それも楽しみたいしで、昨日も結局1つの店舗に1時間以上いたかも・・w
昨日は多めにマンガを買ってしまったので、ずいぶんな荷物になりました。
マンガってすぐ読めちゃうから達成感があって、いいね。これはこれで。

文庫関係ではエッセイ中心で。
物語のものも好きは好きなんだけど、なんか貧乏性なのか、最近は物語1冊読む時間がもったいないように思えてしまい(なぜなんだろうか、自分でも意味不明な価値観)、
とりあえず、ラジオでおすすめされていて興味を持っている作品をいくつか。
「恋文」が直近で読んだ作品。連城三紀彦の。
あとは東野圭吾作品も以下に控えてます。手を出したら止まらなくなりそうなので、
東野作品はちょっとあとで手をつけることにします。
流行りのものって全然読んでないんだよね・・・私。
ミステリーもそんなに好きというほどでもないし。恋愛小説もとりあえずは。

いつからか実用的な本のほうが多くなったのかもしれないなぁ。
エッセイが実用的かといえば、微妙だけど。

エッセイは益田ミリさんのシリーズをまとめて読んでます。すーちゃんシリーズも。
ほっとしますね・・・好きです。
「週末、森で」がすごくよかった。
あとは平松洋子さんのエッセイも、まとめて。見つけたらお持ち帰りして、
同時並行で読んだりしてます。
今は「おとなの味」「野蛮な読書」「焼き餃子と名画座」を。
佐野洋子さんのエッセイもいいな、と。まだ1冊「ふつうがえらい」からのスタートですが。
これも他のものとともに同時進行。
銀色さんのエッセイは、つれづれも含めとりあえず今までの分はすべて読破しているので、
今は休憩中。私にとってのエッセイは銀色さんが原点。
佐藤雅彦さんの本もむかーし何冊か好きで読んでたけど、今また読み返したい。
1冊だけ手元に準備してあります。

同時進行が多すぎる・・・けどいいか。読みたいものから読んでいけばね。
大人読みか?

そのほかも気になる著者の本がいくつか揃えてあるので、
ひとつづつね、読んでいこうと思ってます。
今月中には全部読み終えたいな~・・・数十冊あるけど・・。

本を読んでる時に、終盤にさしかかるとなぜか焦ります。
早く読んじゃいたい!って。だから最後の方になると集中力が欠如してきてしまう。
なぜだろう。消化したいって思っちゃってるからだよね。
よくない、よくない。

なので、最後のほうになって最後だなと気づくと、あえてゆっくり読むようにしてます。

行ったことのない古本屋さんにいくと在庫ももちろん目に新しいわけで、
でもとりあえずいったんここで探すのはやめて、今あるものを読んでから、次を探さなきゃ、って自分にブレーキかけてます。
収集癖があるからさあ・・・
集めるだけで満足しちゃうってものじゃないからさ、本って。いつでも読めるけど。

この本の虫ブームがいったいいつまで続くのかは自分でも不明だけど(突然いつも飽きるので。そして数カ月してまた猛烈に読み始める。これを1年に数回繰り返すのがパターン)、
今は活字がすぐそばにたくさんあってとてもうれしい気持ちです。

おすすめしてくれている本もいくつかあるから、そちらにもトライしたいし。
雑誌系で読みたいものもいくつか、あるし。

難しい本を一杯読んでる人はすごいなって思う。
私なんて全然だなぁ・・・



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