母校に講師にいってきました

 私が通っていた小学校。
昨日、「名人に教わる」みたいなテーマで参観日みたいな感じの授業があって、
小学校2年生は「いけばな」がテーマ。
3クラスに一人づつ、うちのお店から講師として行ってきましたー。

いけばなというか、アレンジだったのだけど、
おうちから持ってきた瓶にオアシスをいれて、それに家からおのおの持ってきた花をさす、という内容。
2年生にどこまでできるのかな？と思っていましたが、
打ち合わせを何回かして、1時間半の授業、本番です。

2年生は、私が2年の時に使っていた教室とまったく同じ場所で、
「わー懐かしい・・・というか、教室、ちいさっ！」と思った。
自分が2年生のころには教室広いなと思っていたのにねー。
いつのまにやら大人になってしまったわ。

私は子どもがいないので（当り前か）、子どもの扱いには慣れていませんが、
たいていは子どもに気に入ってもらえるタイプなので、教えるのも友達感覚で。
学校の先生たちが「2年生はまだ小さいので、どこまで自分でできるか・・という感じです」と言っていたから、その覚悟で臨みましたが、
いやはや、子どもたち、上手に作り上げていました☆
そのかわり、めちゃめちゃワイワイしていて、子どもたちも嬉しくて興奮しまくっていたので、
大声をあげてアドバイスしたりするのにはちょっぴりくたびれた（笑

まずは持ってきた瓶をラッピングするところからスタート。
家から持ってきたラッピングの紙や布で、瓶を思い思いにラッピングします。
子どもによって、進むスピードも違うし、器用な子と苦手な子がいるけど、みんな一生懸命。
ラッピングが終わったら、瓶に水をいれていきます。
オアシス、子どもたちにとってはすごく興味のある物体みたいで、
まぁ、上から挿す部分を押す押す（笑
「あんまり押すとお花ささらないよー」といいつつ、
お水がはいったら、まずは花を全部同じ長さにカットしてもらいます。
そして、その後、思い思いにアレンジしていってもらいます。

アレンジするのって、男の子は勢いがあるから、迷いもなくどんどんお花をさしていって、
結構あっというまにできあがって、しかもいけかたがダイナミックなんだよね~。
女の子は、ブーケみたいにまるく丁寧に挿す子もいれば、
大人顔負けにちゃんと正面を作って作っている子も。

でも、みんなすごく上手にできました。
びっくりしたー、2年生、全然うまいもん。
手をかけてあげなくても、一生懸命、作っていました。
オアシスにも花をうまく挿せるかな？と思っていたけれど、
そんな心配は難なくクリア。
ラッピングをしたら水を入れたくてしょーがないし、
水を入れたら花をさわりたくてしょーがない。
花を切ったら、こんどは挿したくてしょーがないし、
花を挿し始めたら、一生懸命。
隣の子と見せ合ったりして、なんとも楽しそう！

みんなの作品ができあがったら、テーブルのまんなかにそれぞれの花をおいて、
みんなでぐるっと教室をまわって、それぞれの作品を見学してもらって。
そのあと、質問をうけつけたりして。

1時間半の授業、無事終えることができましたー。

子どもたち、やるねぇ。
子どもたちに関しては申し分なかったのだけど、
最後に、ちょっとだけ思ったのが・・・
参観日で、見に来ている親御さんたちは、数人だけだったのだけど（その日は1日自由参観で、どの時間でも出入り自由だったみたいだから）、
できあがったお花、親御さんもぐるっと教室をまわってみたいのかなと思って、
「親御さんたちもぜひ、みんなの作品みてあげてください」と話しかけても、
恥ずかしいのか、全然親御さんたちは動かなくって・・・
せっかくだから見てあげたらいいのにー。もったいなーい。と思ったのでした。

結構クールなのね、親御さんたちって。
私よりもちょっと上の年代の人が多いんだけど、自分の子どもの作品だけじゃなくて、他の子たちのも見てあげたらいいのになって。

母校に久々に行くことができたのも嬉しかったなぁ。
小学校って、小さいんだなぁ。

嬉しい経験でした☆