自営の悩み

あたしの周りには、自営の人が、多いです。
基本的に普通に会社づとめの人が、少ない。友達でも。

会社づとめの人のうちでも、なにか特化した趣味があったりと、パタパタ輝いている人が、多いです。

その中でも、自営の人の悩みというのは、痛いほど、分かったりする。

自営じゃない人からは「いいよね」のひとことで片付けられる内容だと思っても、
本人にとってみたら、それはとても重いことだったりもして・・・

なんでこんなことを書くかというと、
うちのスタッフちゃんが、あたしと同じ悩みを抱えているからなのです。
まだ若いよー。20歳。
進路について、悩んでいます。

境遇は少し違えど、その子もいずれ、跡継ぎ候補。
オンナノコなので、複雑です。
あたしよりはまだ、家庭環境に恵まれているのかな??

それでも、悩むことは同じようで。
今日のランチも、二人して、「うーん」「うーん」と、悩んでおりました。

はたからみたら、すべて設備も整っている状態で、跡継ぎに入るなんて理想的っていうんだと思う。
本人にしたら、「家業だし・・・やらなくちゃいけないかなぁ・・でもなぁ・・」って何度も、繰り返し悩んで、道を決断していく。
厄介なのは、自分が女性だということ。
男性だったら、心置きなく継げるのに、女性だと跡継ぎとなると、
やれ結婚の時は養子だの、どうだの・・・
男性と同じプレッシャーがのしかかる上に、跡継ぎ、しかも、家を継ぐだけならまだしも、自営だと仕事までひきつがなきゃって思いがある。
親たちは、期待するしね・・・

はたからみる想像以上に、本人は悩んでいるのです。
それはあたしもそうなので、すごーくよく、わかる。

あたしもその件については何度も親と話し合って、大喧嘩もしたし、家も出たりした。
今は、とりたてて争う用事(?)もないので、一件穏やかに過ごしていますが・・
1度もめると、大変なことになります。
そして「ああ、普通のおうちに生まれたかった」ってひしひしと思う。

継ぐということは、ただ単に職を変えるということ以上に、重いことなのですね・・
ただ、ものは考えようで、家族で話し合って、お互いが自立できれば、
継がなくてもうまくいったりするものなんですが、そうそう人間なんて合理的でもないので、ついつい、もめるときは大モメになります。

彼女は今夜、家族会議があるそうで・・・・
いいかげん自分の進路を決めろ、といわれるみたい。
はぁ。そっかーでもなあ、20歳で人生を決めさせるのは、ちょっと酷な気もするなあ。
女性だし・・ね。

うちの場合は、何度ももめてきたので、今は表上は、あたしは継がず、お嫁にいっちゃってーって感じになっておりますが、ここまでくるのに大変でした。
ただ表上はそういう感じだけど、あとはあたし次第ってところもあったりで。
そういう意味で、今も、重かったりする。

男にうまれたらよかったのにな・・・・って、この件に関してだけだと、ホント、思う。



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