季節を知らせる背中

この子は、よく季節を知っているね。
せなかがそろそろ、日焼けしてくるね。
トンボって本当に不思議ー。

目がいっぱい。
雨の日はどこでお休みしてるんだろう?
あんなに軽そうな体なのに、ちゃんと飛べるなんて。
そして、背中の色がどうしてどんどん、秋になると赤くなるんだ?

こないだ、ぼんやり空想の世界で、想像していたこと。

人間の人生は、約80年。
でも、カゲロウの一生は、一夜。

空を飛んで、その日の間に、やるべきことを終えてゆくカゲロウの飛ぶ速度というのは、
人間の歩く速度と同じぐらいの雰囲気なのかなあ。

あそこから、あそこまで飛ぶ間は、
人間の目から見たら、飛んでいるからあっというまにたどり着いてしまうけど、
カゲロウからみたら、人間の80年と同じぐらい、ゆっくりに動いているんだろうか。

だとしたら、
地面にこつこつと歩いているアリさんとか、
ゆっくり枝を伸ばしていく草とか、
そういうのも、それぞれのベストな成長具合で生まれて、死んでゆくわけで、
それなら、人間の80年っていうのは、その歩く歩幅の大きさや、速度って、なにか意味があるのかなー・・・

と、考えていたら、なんだか楽しくなって、
結局現実の世界に戻ってきても、なんとなくココロがゆったりしていたのでした。

カテゴリー: mixi

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